公開日 2025年11月10日

 島根大学戦略的研究推進センターの石垣 美歌 講師らが発表した学術論文が、国際学術雑誌「Scientific Reports」に掲載されました。本研究は、秋田大学医学部産婦人科教室との共同研究として、生殖補助医療においてヒト胚を培養した培養液をラマン分光法で分析したものです。

 本研究では、胚盤胞グレードが高いほど培養液中のタンパク質濃度が高くなることが明らかとなり、培養液のpHにもグレードによるわずかな差が認められました。特に、レーザー照射のみでマイクロドロップのpHを評価できることを実証した点は、多くの反響を頂いております。本学の学生2名による卒業研究として実施された本研究は高く評価されており、本手法の生殖補助医療における卵質評価への応用が期待されます。
論文情報:Ishigaki, M., Tamano, R., Inagaki, N., Shirasawa, H., Kumazawa, Y., Takahashi, K., & Terada, Y. Liquid biopsy of embryo culture medium for assessing human embryo viability using Raman spectroscopy. Scientific Reports, 15, 33986 (2025).

  

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