平成28年4月に研究機構及び学術情報機構を統合し、戦略的研究推進センター、汽水域研究推進センター、総合科学研究支援センター、産学連携センター、総合情報処理センター、ミュージアムからなる機構として「研究・学術情報機構」が発足しました。平成29年4月には汽水域研究センターをエスチュアリー研究センターに改組するとともに、新たに地域包括ケア教育センターを設置しました。さらに、平成30年4月には自然災害軽減教育研究センターを設置し、同年6月にはミュージアムを総合博物館に名称変更しました。また、平成30年4月に、地域未来協創本部の設置に伴い、研究・学術情報機構産学連携センターを廃止し、地域未来協創本部産学連携部門としました。こうした改組を経て、これまで研究・学術情報機構では、それぞれ特色ある6つのセンターと博物館が活動してきました。令和3年4月に、数理・データサイエンス教育研究センターを加え、「機構」から「本部」へ改組しました。
- 戦略的研究推進センター
本学が有する知的資産と知的創造力を活用し、地域に密着した個性的研究及び国際的な水準の独創的な研究を集中的かつ戦略的に推進しています。 - エスチュアリー研究センター
自然環境の持続的発展を可能にするための汽水域の保全と利用を研究活動の基本理念とし、環境変動や水域生態系の解明、流動解析などに取り組みます。 - 総合科学研究支援センター
研究用動植物の作製、データーベースの構築、解析、動植物実験、微生物実験、遺伝子組換え実験、RI実験および物質機能分析実験等に係わる研究、教育、啓発、情報発信、ならびに技術指導を実施しています。 - 総合情報処理センター
情報処理システム等の情報基盤を設備・運用し、学内外の情報ネットワークとの連携、情報セキュリティ等に取り組みます。 - 地域包括ケア教育研究センター
高齢社会における生活習慣病等の多面的な解明、機能性食品などの開発、地域ネットワークの構築等により疾病の先駆的な予知予防研究を進めています。 - 総合博物館
岩石・化石・動植物・考古資料をはじめとした標本資料類を整理、保管、調査・研究し、展示公開や情報発信を行います。 - 自然災害軽減教育研究センター
「地域環境災害軽減に関するユネスコチェア」の目的である「地球環境と社会のより良好な関係の構築」に向けた教育と研究を促進します。 - 数理・データサイエンス教育研究センター
文系・理系を問わず全学部の学生に対してデータサイエンスに関するリテラシーの醸成に向けた教育研究を推進します。
島根大学研究・学術情報本部長
大谷 浩